関東・名古屋ツー(5)
犬山城を後にしてから向かった先はココ。
各務原・航空宇宙博物館です。
当初の予定には無かったのですが、ツーリングマップルでたまたま発見してしまい、急遽寄ってみることにしたんです。
普通は寄るなら名古屋城なんでしょうが、残念ながらこのヨシカワ、名古屋城のような再建天守=コンクリートの塊にはあんまり興味がないんです(^^;
名古屋城なら駅からすぐですし、今後何かの折に寄り道的に見る機会もあるでょう。
って事で航空宇宙博物館。
ここは何の予備知識もなく観にいったのですが展示物が(・∀・)イイ!!
駐車場のすぐ脇には屋外展示の飛行機がずらり。
屋内には入りきれなかったような大型のものばかりです。
昭和30年代、ゼロ戦や隼、飛燕といった日本を代表する戦闘機を作り上げた航空機設計者が一同に集まって開発された機体です。
民間用航空機の設計経験が無かったせいか耐用年数が不必要なほどに長い事でも有名で、40年前の飛行機でありながら自衛隊や海外ではいまだに現役として活躍中。
ウソか真か、部品さえ交換すれば100年はもつらしいとか。
その時には敬意を込めて「百式」と呼んであげましょう(^^;
これは海上自衛隊のUS-1対潜哨戒機。
飛行艇なので海上で離着水できるのが特徴です。
派生型でPS-1なんてタイプもありますが、こちらは離島での患者輸送や救難に使われたりと、島国日本ならではの活躍をしています。
この飛行機、正直でかすぎて屋上からじゃないと一枚の写真には収まりません。
他にも何機か屋外展示の飛行機があるのですが、どの気体も内部を見学できるようになっているって言うのがまたマニア心を揺さぶります。
建物の中に入って驚いたのがこの機体。
「飛鳥」という、短距離離着陸(STOL)実験に開発された機体です。
狭い日本の小さい空港ではSTOL性能が大事に違いない!という発想で開発された機体で、僕が小学生頃には盛んに実験を行っており、テレビなどでも何度か取り上げられていました。
しかしその後各地の空港が滑走路を延ばす方向へと動いたため、STOL機は次第に注目を失いながら実験を終了してしまいます。
その後は廃棄処分されたとばかり思っていましたから、まさかここで出会えるとは思ってもいませんでしたw( ̄o ̄)w オオー!
実はこの機体を開発したのは、何を隠そう我がKawasaki重工。
バイクと同様、一見良さそうなアイディアを提案しつつ最後は先細りになってしまってるんですよね~
僕が昔乗っていたEX-4とか。
ERシリーズもどうもその方向を走っているようないないような・・・
飛行機でもバイクでも、カワサキはきわどい設計を許しちゃう社風があるんでしょうかね!? (>▽<;; アセアセ
外には広い芝生もあり、天気もよかったのでエアマットをひいてしばし休憩。
近くでお子さん連れの家族が紙飛行機で遊んでいたりと、なかなか気持ちのいい場所でもありました。
ゆっくりした後はもう帰路につく時間。
長かったツーリングも終わりに近づきます。
非常にわかりづらい標識と格闘しながら名古屋市内を右往左往。なんとかフェリーに乗船し、その後22時間を経て仙台へ。
仙台→盛岡はまたしても雨に降られてしまいましたが、防水性能が心配だったライディングパンツも完璧に機能してくれました(^^)
4日間でも走行距離は934mile=1494.4km。
距離自体は長かったのですが、休むときにはゆっくりできたのでそれほど疲れを感じないツーリングとなりました。
お尻の痛みも殆どなかったし、ロングツーリングでの自信が深まりましたとさ。
ポチッとしていただけたら感謝感激です
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