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2011年3月18日 (金)

福島には人が住めなくなる???


福島原発では必死の注水作業が続いているようですね。

今回注水しようとしているのは頑丈な圧力容器内ではなく、核燃料を保管していたプール内。燃料を入れた容器の温度が高まり、プールの水が熱で蒸発していると推測されています。

このプールの水が無くなったり容器に火が回ったりした時には「核爆発が起こる」とか「福島には人が住めなくなる」とか悲観的な見方が広がっていますが、それは心配のし過ぎです

なぜなら、現状で核爆発なんて起こらないから

核爆発は核兵器のような特殊な条件下で起こるもので、原発の核燃料では「100%」起こりません。

核燃料や核弾頭にはウランが使用されています。その中でもウラン235を最低でも70%以上に濃縮しなければウランは爆発できないのですが、商用原発(もちろん福島原発も)の燃料である濃縮ウランに含まれているウラン235の濃度は7%ですから爆発なんて起きっこありません。

では使用済み燃料に含まれるプルトニウムはどうか?

これも核爆発を起こさせるためには純度を高めなければならないのですが、不純物としてプルトニウム240が20%以上存在しているので、核分裂が生じる可能性はありませんがやはり爆発は生じません。

原子爆弾のような「爆発」は連鎖的な核反応を短時間で連続的に起こさなければならず、これを生じさせるためには高圧が必要になります。

高圧環境下においてやる事で反応を狭い範囲に留めて密度を高めてやる爆縮を生じさせないと燃料の大半が飛び散ってしまい、爆発には至らないんです。

長崎に落とされたプルトニウム型原発では円形に火薬を配置する事で爆縮を実現させていますが、実際にうまく爆発するかはまた別。核爆弾を作る際の難しさはイランや北朝鮮にでも聞いてみたらわかると思います(近年の中国や北朝鮮の核実験でも、過早爆発と呼ばれるいわゆる「失敗」だったとの推測もあります)。


もちろん核燃料自体は放射能を持っていますから安全な場所に封じ込めておかないといけないのですが。

まぁ福島原発でキノコ雲が上がるかも?なんて心配は妄想の部類に入るんですよね。




それなのに東北はおろか関東地方から逃げ出す人が出始めたのは、自称「原子力に詳しい人」がこんな事を言ってるからじゃないかと思うのですが。




「最悪なら東日本つぶれる」=専門家自任、笹森氏に明かす ―菅首相
時事通信  3月16日(水)22時11分配信

 「最悪の事態になったときは東日本がつぶれることも想定しなければならない」。菅直人首相は16日夜、東京電力福島第1原発の事故をめぐり、首相官邸で会った笹森清内閣特別顧問にこう語った。放射性物質の飛散により、広大な地域でさまざまな影響が出かねないとの危機意識を示したとみられる。
 笹森氏によると、首相は「僕はものすごく原子力に詳しいんだ」と専門家を自任。東電の対応について「そういうこと(最悪の事態)に対する危機感が非常に薄い」と批判し、「この問題に詳しいので、余計に危機感を持って対応してほしいということで(15日早朝に)東電に乗り込んだ」と続けた。 









東日本の前に日本全体が終わりそうな気がする…

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