某nda技研のえらいさんのインタビューに噛み付いてみました。
元になった記事はこちら。
高回転高出力バイク「そういう時代じゃない」本田技術研究所鈴木常務
本田技術研究所の鈴木哲夫取締役常務執行役員は9日、高回転・高出力型の大型バイクについて「そういう時代じゃない。乗りにくいものを造ってもしょうがない」との認識を示した。鈴木常務は同日、ツインリンクもてぎで報道陣と懇談し語った。
鈴木常務は「どんどん高回転、高出力になり、排気量メリットは200km/h超えた領域で初めて意味があるようになってしまった。『CBR1000』などのクラスのオートバイは10年前にホンダ・レーシングが8時間耐久レースに出ていた車と全く同一スペックになっている。そんなものは街中で楽しいはずも無いし、そういう時代じゃない」と述べた。
この辺はそのとおりだと思います。
素人には使いきれない高性能をウリにされても、結局は宝の持ち腐れですよね。
ホンダは中回転域で最高出力に達する次世代グローバル700ccエンジンを新開発し、11月に開催されるミラノショーに、同エンジンを搭載した3つのモデルを出品する予定。鈴木常務は「今までの歴史を全部否定する行為なので、いろいろあるが」としながらも、「もうちょっと本当に常用域のところで楽しいものを造ろうよと。ただ、それだけ造ってるとリスクがあるんだけど、他にも沢山ラインナップがあるのだから、そういうことをやったらいいんじゃないのと、もういい加減にそろそろ」と新エンジン開発の経緯を語った。
ほうほう、常用域で楽しいバイクとは興味が惹かれます。
やっぱりバイクは乗って楽しくなきゃ!
その上で、「そういう方向にしつつある。基本的には、乗りにくいものを造ってもしょうがない。ハーレーやBMW、ドゥカティみたいに他の人に見せる盆栽のようなものはホンダには無理。だから少なくとも実用品というか、乗ってどうのというのは絶対負けないようにしろと、見せてどうとか飾ってどうとかという所はあきらめてもいいから、乗ってどうだけちゃんとやれと社内には言っている」と述べた。
ちょっとまてーい。
ハーレーやBMW、ドゥカティみたいに他の人に見せる盆栽のようなものはホンダには無理。
おいおい。
ハーレーやBMW、ドゥカティみたいに他の人に見せる盆栽のようなものはホンダには無理。
ケンカ売られてる!?
まぁハーレーは非常に趣味性の高いバイクだとは思いますが、ドゥカティはおろかBMWまで盆栽バイクと呼ぶのはどーなんでしょう?
バイクに限らず趣味のものって、他人から見てカッコイイ!!って思えるミーハーな要素は大きいんと思うんですよ。
ハーレーを盆栽と言いそれを否定するならば、ハーレーに憧れてる人が多い理由はどう説明するんだろう。その憧れには老若男女関係無い気がします。
実用本位でバイクを作ろうとしてもバイク自体が趣味のものですから、僕らライダーの趣味を理解しない事には売れるバイクはできないとおもうんですよねぇ。
こりゃHONDAのバイクに乗る日は遠そうだな、と思った記事でした。
あっSL230…(;^◇^)
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コメント
このエンジンの発表を知った時には、「おっ!」
って思ったんですけど・・・
盆栽ってねぇ(-。-;)
そんなこと言ってたんだw
ドカティもBMWもハーレーもそれぞれに走り(エンジン?)が「楽しい」っていう下地があって、その上にブランディングされていると思うんですけどね(^^)
まぁでも、エンジン作るのはエンジニアですから、どんな感じになっているのか、やっぱ気になるな(^^)
投稿: 778 | 2011年10月20日 (木) 23時02分
>778さん
今までのものを全否定する姿勢なのは大いに”買い”ですよね(^^)
こーいう攻めの姿勢って大好きですし期待もしちゃってます。
が、海外有名メーカーを盆栽と言い切れちゃうその思い切りの良さに不安も覚えちゃいます(;^ω^)
馬力重視からトルクへ重視へと代っただけで、結局スペックオタク受けのいいバイクができるだけじゃ?なんて思ったりもして…
投稿: ヨシカワ | 2011年10月20日 (木) 23時29分
やっぱり話題になりましたか。ちょい年寄りに言わせると、某ndaじゃなくなるってことかいと。VTにせよ250の4発にせよ熟成を重ねて、そりゃあシリンダーの少ないのに比べれば、多少の不満はあれど使えるようにするってのが某ndaだと。高回転高出力が特徴なんだから、過去を否定する勇気も大事だけど、ブランドっちゅうかポリシーも大事じゃないかと。自分がKAWAメインだからってのもあるけれど、何が何でも世界一速いんや、世界一の馬力なんやっちゅうのがぶれない状態でラインナップにツインのNinja君とかあるのが良いんじゃないかと思うわけです。趣味だし、ね。700くらいで軽くて中低速のよいFourなのかと思ったら違うんだもんなあ。全く振動の感じられないバランサー付きTwin(まあTwin好きには認められないけれど)くらいやってくれないと技術研究所の名が泣くよなあ。こう言うと怒られるけれど、ある種の無味無臭(乗ればそんなことはないけれど)が特徴なんだから、できないと言いつつ盆栽に擦り寄るのはどうかと。えらいひとがそんなことを言っちゃあいかんなあと思ったっす。
投稿: EX650A@福島 | 2011年10月21日 (金) 00時08分
>EX650A@福島さん
申し訳ないです!! 本の今しがた書き込みに気付きましたっっ
で、この記事なのですが•••
僕はバイクはしょせん趣味のものだと思うので(そうじゃない人も大勢いますが)、盆栽が成立し得るんですよね。
なんかホンダの「勢いのなさ」を象徴するようなインタビューだったように思えます。
今のホンダ本体はミニバンメーカーに成り下がってますからねぇ•••
投稿: ヨシカワ | 2011年11月13日 (日) 01時05分
おー、コメントどうもです。趣味だから盆栽でもなんでもありと思います。飾っておくだけ、磨くだけなんてのもありなわけだし。たしかに、昔のヤマハのアメリカン(スペシャル系)みたいに磨きたくなるようなアルミのパーツ、メッキのパーツをふんだんに使ったやつみたいなのは苦手だろうし、機能の伴わない高級な材質の使用はNGというポリシーもありでしょう。だからこその追求の仕方がありそうだし、本体はミニバンメーカーに成り下がっていても、ハイブリッドのスポーツ車なんかをやっているわけだから、なんか、そういう心意気すら殺いでしまうような発言だったような。やっぱりトップメーカーが牽引してくれないとという側面は否めないんでがっかりでしたね。
投稿: EX650A@福島 | 2011年11月17日 (木) 19時43分