Monster696が納車されて丸3ヶ月。その間インプレなんて書いていなかったので、今のうちに書いてしまおうかと思います。
こういうインプレって、最初のうちに書かないと慣れてしまって、印象が薄れてしまうんですよね…。
Ninja650Rとの比較も交えつつ、書いてみようかと思いますφ(..)...
■低速トルクに(〃▽〃)ポッ
なんと言ってもこれ。
Monster696といば、以前モーターサイクルショーで乗った時のトルク感♪
この印象が強くて購入を決めたんです。
軽いとかクイックに曲がるなんてものは買ってから気づきました。
Ninja650Rも低速トルクがある方だと思っていたのですが、そんなものはメじゃないくらい。
乗り換えるならBuellシリーズ!と心に決めていた私が浮気してしまったのは、試乗したときのトルク感じが楽しかったからなんです。
僕が未だにベストバイクだと思い込んでいるのはKawasakiが誇る伝説の不人気車・EX-4なのですが、その最大のお気に入りポイントが低速からのトルク感の強さにあります。
そのポイントをようやく超えてくれるバイクだ、と確信できたので購入したと言っても過言じゃないくらいです。
■クイックなコーナリングに(*´Д`)ハァハァ
これは買ってから気づきました。
まぁこういう性能は買う前にリサーチしておくべきなのですが。以前、モーターサイクルショーで試乗したときには「これにカウルが付いていたらアリだよな」と感じた印象が強かったし、多少アンダーなNinja650Rに慣れていたのでそれほど重視していませんでした。まぁ特設コースでそれなりに曲がってくれたので、自分でも扱えるくらいのものだろうと記憶していたのです。
が、思った以上にクイックに曲がってくれてびっくりですΣ( ̄□ ̄)!!!
650Rでは自分から積極的に腰を落として、曲がらない車をどうして曲げるか?ってスタンスで曲がっていたのですが、Monster696では、傾けさえすれば自分で曲がって行ってくれるんです。積極的に曲げていけば街中でもステップが摺れます(^^; (乗り始めの頃は、よくある交差点で摺ってました…。)
ただ、それでいて曲がりすぎる感じがしないから不思議なんですよねぇ
ロードタイプの欧州車はベストセッティング状態で店頭に並ぶって噂を聞いた事がありますが、Monsterはまさしくそんな印象です。
■意外に高い?防風性能
僕のMonsterは正確には696+。ちいさなカウルが付いているタイプです。
この防風性能が意外に高い。納車されてすぐに高速道路を8時間ほど走ったのですが、120km/hくらいは特に問題を感じません。100km/hで巡航して、追い抜き時に一時120km/hまで加速する、なんて運転だったら全く問題無いと思います。
まぁ120km/h巡航からはきつくなり始め、130km/h巡航はちょっと辛いでしょうね。
実用的な最高速は150km/hほどじゃないかと思います。後付でもカウルをつければこの点は解消されるでしょうけれど。そうなるとせっかくのスタイリングが台無しですもんねー。
■軽い!
軽いです。
乾燥重量だと、650Rよりも40キロほどマイナスです。
それなのに低速トルクはパワフルだし、最大出力も10馬力ほど上なのです。純粋に軽い。
でも重心はそれなりに高めなので、扱っている感覚が「軽い」のです。
ここから先はネガティブな点を少々(;^ω^)
□暑いっつうか熱い
空冷エンジンの悲しい所ですが、渋滞にハマっちゃうととてもとても暑いのです。股間にいたっては熱いのです。走ってなければ冷やされないので当然なのですが、それにしても酷い。その熱さ故「3分以上、アイドル状態を維持しないでください」とディーラーに注意されたのはΣ( ̄□ ̄)!!!ビックリでした。 もちろん暖気も3分以上やっちゃダメなんだって。
ただ、同じ空冷でもBuellよりは相当マシみたい。
最近Buell XB12Ssとツーリングをする機会があったのですが、SB12Ssは高速運転中でも脚が熱いとかで、右足だけをガバっと広げていたスタイルがとても印象的でした。友達はツーリングするたびに火傷しちゃうらしいのですが、さすがのドカティといえどもそれはない。熱いんだけれどまだ現実的な暑さだとは思います。
また、僕の住む地域は渋滞知らずの田舎地域なので、あまりマイナスポイントにならないんですよね、この点は。
□バッテリーはタンクの下
バッテリーはシートの下じゃなくガソリンタンクの下にあるのです。もしバッテリーを上げちゃったりしたら、タンクをはずさないとバッテリーが取り出せないのです。
電源を取り出しやすいように、とヒューズボックスは車体脇に出ていて、充電用コネクタもシート下に別途設けられているのですけれど。ここから充電したかったら、ドカティ純正の充電器(クソ高い)を購入しなければなりません。
それでいて696はバッテリーが弱いといわれていますから困りもの。この点は大きな改善点だと思います。
どうやらメーカーはバッテリーへのアクセスをしづらくして、ユーザーには触れて欲しくないようですねぇ
□積載製はゼロに近い
よくNinja650RやER-6の積載性が低いと文句をいっている人がいらっさいますが、696はそれが目じゃないくらい収納性が低い。車載工具を載せると満杯です。で、仕方なく社外製の収納ボックスをつけてETCだけは載せられる様にしましたけれど。リアタイヤ周りのクリアランスを数センチ犠牲にしても、ちょっとはモノを乗せられるようにしてほしい。
あと、荷掛けフックなんて気の効いたものは一切付いておりません。
「このバイクはそーいうバイクじゃないよ!」とでも主張したいのでしょうか(;^ω^)
□メーターがkm/h
えーっと、私の650Rはアメリカ向けだったのでメーター表示がマイル表示だったのです。
「60km/hしか出てねーじゃん」と思ったら84km/hだったって事はよくありました(^^;
以前は150マイル(246キロ)で給油ランプがついたので、ついうっかり150キロで給油しちゃう事があります。
せっかく慣れたマイル表示にもおさらばかと思うとちょっと寂しい。
□APTCクラッチってどうなん?
これは正直言ってよくわかりません。
ツインにありがちなバックトルクを制御してくれる装置、と大雑把に理解していたのですが。
これ、実際には「スロットルをオフにしているのに勝手にエンジンが吹けている」って印象です。F1でいうBlownディヒューザーのような感じなのかな。確かにバックトルクでギクシャクする事はなくなりますが、エンジンブレーキの効きが数秒遅れてくるので気持ち悪いです。
このシステムは、個人的には無くてもいいかなぁ。 峠の走り屋小僧ならまだしも。
とりあえずはこんなところかな。
思い出したら追加しておきます(^^)
唯二枚残っていた650R&696のツーショット写真。

こうしてみると、650Rと696ってそれほど大きさが違うわけじゃないんですねぇ。
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